数年前から前希釈on-lineHDF(以下:オンライン)を始める透析病院が増えました。
病院側としてはオンラインで点数が取れるようになったからのようですが。
その時から患者同士の中からオンラインをやれば様々な症状が改善できなど何がなんでもオンラインという感じになりました。少なからず、透析の医師やスタッフにもいました。
私自身もそんな気分でオンラインやってみたいという気分になりました。
しかし、オンラインというものを色々と調べたり、話を聞いたりしていくうちに本当に
オンラインが皆がいうほど効果があるのか疑問をもちました。
確かにオンラインは大きい分子(β2ミクログロブリンなど)が抜けるので透析アミロイドーシスや透析不定愁訴の改善がみられるらしいです。
しかし、ここでしかしです。大きい分子が抜けるという事はそれに近い、体を構成する上で大事なアルブミンも抜けてしまうのです。
その上、オンラインは透析液をダイアライザーの手前で分岐して体に入れるのですが分岐するという事はダイアライザーに流れる透析液は減ってしまうので透析効率(今回の透析効率とは尿素窒素や電解質などを言ってます)が落ちてしまうらしいです。
このようにオンラインを神話的に信じるにはあまりよくなく、オンラインが本当に自分にあった治療法なのか考えるべきだと思います。
もし、オンラインがやりたいと思ったならばその分の透析効率を補うために透析液流量、血流、透析時間アップの検討をしてもらうのがいいみたいです。
※これは個人の見解ですので医師、スタッフに相談するようにして下さい
sorabeen
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