医療従事者の透析に対するイメージで透析患者はわがままでクレームが多いというの定番で、だから透析分野には行きたくないという医療従事者は結構います。
実際に患者側からスタッフ側にまわった際にあまりにも理不尽でどう対処のしようもない
患者さんも確かにいました。
けど、大多数の人は普通の方です。
患者側で気づくのは私たち患者は見てますって事です。
何時間もベットや椅子にいて、テレビなどを見ていてもまわりをチラチラと動いていれば
スタッフ同士で話していれば気にもなります。
そこで何かに気づいてスタッフに言えば、大体のスタッフはワガママやクレームと思い
対応や処理に動きます。
何故かって、それが1番楽だからです。
でも、そこから1歩いや半歩でも踏み込めば色々と見えてくる気がします。
じゃあ、なんで患者側とスタッフ側に溝が生まれるのか?
スタッフ側になって気づくのは医療従事者は基本的なマナー、ビジネスマナーを
習う機会がなく知らない人間が多いって事です。
実際、私も医療現場を1度離れた際に教え込まれました。
それでも医療従事者は通じてしまう部分があるのです。
何故なら透析以外の病院て病人を相手にしていて、非日常にいる方(患者)を
相手にしているので通じてしまうのです。
でも透析患者さんは日常、生活の1部、社会生活を送られてる方が透析に来ているのですから色々と思う部分や言ってしまうのは当たり前だと思います。
では透析室あるあるで思い浮かべてみましょう。
①エアコンが寒いもしくは暑い
透析は体外循環なので幾ら透析液温度で合わせているとはいってもそこまでは
細かくは調整できません。
美容室とかでエアコン直あたりで、室温をスタッフに合わせてたらむかつきますよね
それと同じですよね。
②スタッフ同士の会話
お店に行って、接客などしないでスタッフ同士で会話なんてもってのほか
③言葉使い
お店に行って、急にタメ口で来たらアホ店員ですよね。
④質問に答えられない
自分の仕事について知識をつけるのはあたりまえ、わからなければ先輩や上司に聞くなど
してキチンと答えをもってくるのもあたりまえですよね。
⑤失敗から学ばない、もしくは違う人間に押し付けるだけ
透析で1番失敗が多いのは穿刺でしょうか?失敗が続くのに何度も来るとか他のスタッフに押し付けてこないとかって印象、悪いですよね。
失敗してもうまい人の穿刺する時について「勉強させて下さい」と見て学ぶ事やどーしても無理な場合も他の人にお願いしてキチンと患者さんにもその旨を伝える。
①〜⑤のようにお店ならお客さん、会社ならビジネスパートナーと接する様に2日に1度あっているとどうしても馴れ合いに成りがちですがキチンと正しい距離感で「あたりまえのマナーと誠意」もってせっすれば、患者もスタッフも嫌な気持ちにならずにいい関係が割と保てるような気がするのは私だけでしょうか?
導入期の透析患者さんは、精神状態が複雑なので医療としてのアプローチが必要な場合もあると思います。
また、サイコネフロロジーという透析患者さん(腎臓疾患)に特化した心理的学問もあって、この学問の先駆者の春木先生は自身も透析患者さんでした。
なのでスタッフ側だけでなく患者さんも、このサイコネフロロジーにふれてみるのもいいかもしれません。
春木先生の著書「透析とともに生きる 腎不全からの再生 精神科医自らを語る」という
本も面白いので読んでみてはいかがでしょう。
sorabeen
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