2017年6月2日金曜日

透析患者さんの痒み!たまらない、痒み‼️

ネットでTwitterやブログを見ているとやはり透析を受けている方で痒みに悩んでる人は多いようでQOLにも大きく影響しているようです。

今回はその痒みの原因と対応策を書いてみたいと思います。

原因として考えられるのは

乾燥
透析患者さんは汗を分泌する汗腺が萎縮する傾向にあります。それによって、皮脂が汗と混じって皮膚の保湿が損なわれるそうです。

透析不足
透析不足による毒素の蓄積。また、リンとカルシウムの積が70以上で異所性石灰化がおきて、原因になるとも言われてます。


内服薬や透析後の注射が原因

アレルギー
ダイアライザーや血液回路、消毒薬、穿刺時の痛み止めテープ、固定するテープ

上記のように透析を受けていると痒みの原因がたくさんあります。
ではどのような対応策があるのでしょうか?

乾燥に対しては保湿ですね、方法としては1つは適度な運動を行い汗をかく習慣をつくる。もう1つは毎日、皮膚を清潔にした上(入浴後など)で保湿剤をつける。両方行うのがベストだと思います。

透析不足に関しては血流、透析時間の延長が簡単ですが、on-lineHDFを行うと痒みの原因物質の除去が出来るという話を聞いた事もあります。

アレルギーと薬に関しては、痒みの原因となっているものは使わないようにする(別メーカーのものに変えてもらうなど)

あとは痒み止めの薬を使用する(飲み薬や塗り薬、注射薬)があります。
内服薬としてレミッチ(鳥居薬品)が有名ですが、OD錠も出たようですね。
ちなみに鳥居薬品のレミッチのサイトに透析患者の痒みに対する事がたくさん出ているのでのぞいてみるのもいいと思います。

ある透析の医師に聞いたことがあるのは痒みが出たら、皮膚科受診もすべきと言ってました。知識のあまりない透析医がステロイドの塗り薬をすぐ出してしまう場合も多く色素沈着を起こす患者さんも多いので、皮膚科に行く事により痒みの原因特定してもらい、ただの保湿剤やステロイド薬でも塗り方など専門で詳しいと。

sorabeen


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