透析をある程度の年数をやっていますと手のしびれ、指の引っかかりが出てきますよね。
原因はアミロイド沈着によるものといわれています。
手根管症候群にバネ指です、本当にやっかい!
手を使う仕事をしている私にとって障害でしかない。手の痺れで睡眠不足にもなるし。
在宅透析を管理している病院でステロイド注射をしてくれるので騙し騙し過ごしてまいりましたが、医師から「そろそろ、手術を考えてみて」と。。
このうっとしい症状はいやだが「手術怖いがな!」と本心は。
でもちょうどよく、1週間ほどの休みがとれるようになったので「やります!私、決心しました」
じゃあ、どこで手術をやってもらうかという話になりまして。
どーせなら、経験があってうまい先生がいいと医師に尋ねたら。
都内なら「奥津先生だね」と言われたので調べました。
HPを見たら、透析患者さんの手根管症候群、ばね指の専門みたいな感じでした。
有名な先生らしく、全て予約制で初診も手術も数ヶ待ちと書いてありました。
初診はうまく都合の良い日にとれました。
初診の日、「まだまだ、綺麗な手だね」と先生。
「痛みで曲げ伸ばしをしないから指が拘縮してるから、指のストレッチして。ばね指は腱鞘炎の一種だからモーラステープを貼って炎症を鎮めたら手術だね」と言われ、初診終了。
拘縮の状態と炎症の状態を診てもらう事、数回。
じゃあ、次回やろうと。
ついに手術か!?
で当日。
医師「はい、ここに手をおいて」
先生の机に手をおく、自分。マジックで手術箇所に記し。(マッキー!?)
医師「はい」麻酔ね」
ぶすぶすと針をバネ指を起こしてる指にさすと注射器で麻酔を注入。
医師「麻酔効いたら切るから」
待つ事しばし・・・。
医師「はい、やるよ」私のポジションは先ほどと同じ。
ぶっとい針をぶすり、指の中で切る切るブチブチと針で切る切る。
私、あまりの出来事に笑ってしまう。(麻酔が効いているので痛くないです)
終了。
止血後、がっちりとテーピングで止血されて「明日からはリハビリして」
リハビリはグーパーをゆっくり行うとのこと。
そして現在まで、問題なく経過しました。
(手根管とおもっていた痺れもなぜか消失)
感想:たぶん、あの針で行うのは奥津先生の経験によるものだと思います。でもやはり経験の多い先生にお願いしたのは間違いないとおもいます。
透析何十年とかの方が発症する手根管やバネ指ですが、現代の透析技術はすばらしくダイアライザーの進化、オンラインHDFがあり原因となるβ2MGなどもたまりにくいと言われています。なので、もしかしたら最近、導入された方などは発症しにくいのかも知れませんね。
sorabeen
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