足病変というと、糖尿病性腎症の方だけだと思っている方が多いかもしれませんがそうではありません。
異所石灰化などによる動脈硬化になる場合もあります。
それ以外にも足白癬(水虫)、魚の目、タコ、巻き爪が原因で足切断などのつながることがあります。
2016年4月より「下肢抹消動脈疾患指導管理加算」という透析患者さんのフットケアをする事により診療報酬がとれるようになりました。
しかし、透析施設でも毎回の透析で足チェックをするわけでもないので自分の足は自分で守りましょう。
①毎日、足を見ましょう。
見るといってもじっくり見なくても入浴の際に足を洗う時に傷や皮のむけなど異変がないかみるだけでいいと思います。
②清潔に保ちましょう。
入浴中にしっかりと足を洗った後はしっかり水滴を拭き取り、保湿クリームを塗りましょう。
③自分の足にあった靴を選ぶ。
足に合わない靴を選ぶと靴づれ、魚の目などの原因になるので自分の足にあった靴を選びましょう。
④異変があったら病院に相談しましょう。
フットケアを行っている透析施設でしたら、そこに相談しても良いと思います。
やっていなくてもフットケア外来の受診、魚の目や巻き爪ならば皮膚科もしくは形成外科などでも診てくれる所もあるので受診しましょう。
もし、爪を切ったりするのが大変な場合は無理に自分で切るずに上記のような所を受診して切ってもらうのがいいと思います。
爪切りの失敗で傷がついてしまったら元も子もないので。
足病変が原因で足の切断までいってしまうと生存率がガタッと落ちてしまいます。
そうなる前に早期発見・早期治療がもっとも重要です。
毎日のちょっとした事ですので少しだけ、自分の足を気にしてあげてみて下さい。
sorabeen
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