2017年7月7日金曜日

(透析)災害時、どうする⁉︎

今も九州の方では大雨による被害が広がっています。

この日本で透析を受けている以上はいつ、自分の身に巨大地震、台風、大雪などの災害に見舞われるかわかりません。

常に日頃から意識していた方がいいでしょう。

では透析受けている我々はどうしたら、いいのでしょうか?

①まずは身の安全の確保
これは健常者でも透析患者でも変わりません、災害にあってしまったら自分の身、家族の安全を確保しましょう。逃げられるならば、なるべく災害地域から離れましょう。

②透析をどうするか
連絡手段があれば、透析を受けている病院、クリニックに連絡をして現在の自分の状況、透析を受けられるのか指示を仰ぎましょう。もし、連絡手段がない場合は避難所、救助に来ている救助隊などに自分は「人工透析を受けている事をしっかり伝えましょう
東日本大震災では他の被災者に気してしまい名乗りでる事が出来ずに亡くなってしまった方がいると聞いた事があります。

とりあえず、上記の事を被災したら意識して動くといいと思います。

では日々の中で出来ることはあるのでしょうか?

①自分の透析条件など医療情報を知っておく
透析施設で作ってくれる災害時用透析条件カードは必ず所持しましょう。
カード等がないならば、ご自分で普通の用紙でいいので準備する事をおすすめします。
(東日本大震災以降にこのカードを配布する施設が増えはしましたがその後の災害では所持している方が少なかった、掲載されている情報が古いなどもあるので、注意しましょう)

②自宅から離れた場所に行きつけの透析施設を作っておく
旅行や里帰りなどで行きつけの透析施設があると、災害時にいきなりお願いするよりも
受け入れはしてくれやすくなります。何よりも行きつけにしていると、災害時に身一つで逃げてしまい透析条件などがわからなくても以前、行った時の紹介状などが残っているので助かります。

③内服薬の準備
透析を受けていると内服薬が多い方もいらっしゃると思いますが全ての薬を持っていればベストではありますが、中でも大事なのは血圧の薬・カリウム吸着剤は命に直結してくるので必ず持ち出せるように準備しておきましょう。
とくにカリウムの吸着剤は普段、内服されていない方もいらっしゃると思いますが災害時用に病院・クリニックに処方してもらっておいた方がいいと思います。

あとは非常時でもっとも大事になるのがいつもと同じ透析が受けられるようになるのがわからない状況になりますので日頃からが自己管理が重要です。

災害時は電話が繋がりにくくなるとおもいますが、ネットは割と使えたなんて話も聞きますので日本透析医学会が提供していて、誰でも閲覧ができる「日本透析医学会災害時情報ネットワーク」というHPがありますので確認してみるのもいいのとは思います。

sorabeen









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