透析者の皆さんはボタンホール穿刺というのをご存知でしょうか?
初めて聞いた事のある方やなんとなく聞いた事があるなぁって人はいるのでは
ないでしょうか?
在宅血液透析をされてる方はやってます!って方は多いのではないでしょうか?
穿刺って聞いただけで嫌になってしまう透析者や透析スタッフも多いと思います。
ボタンホール穿刺とは?
皮膚から血管まで何度も同じ穴から穿刺を行い、ピアスの穴のように道を作ってしまうのです。
そして道が出来てしまえば、先の通常針とは違う針先が鋭利に出来ていない針(ダルニードルやペインレスニードル)を使用して穿刺を行います。
メリット
穿刺時の痛み軽減(無痛になる方もいるようです!)
止血時間が短くなる
針穴によるシャント肢の見た目改善
透析者や透析スタッフの穿刺に対するストレス軽減
デメリット
穿刺に要する時間が長くなる
※針穴に出来たカサブタの除去に時間がかかる
そーなんです!1番のメリットとしてはやはり穿刺の痛みが軽減されるところですよね。
ただ、このボタンホール穿刺を行っている透析病院やクリニックを正直あまり見た事が
ありません。やはり、穿刺にかかる時間が長い事でしょうか?
でも、穿刺に失敗して再穿刺や針先を直したりなんか時間にくらべたら短いと思います。
このボタンホール穿刺は沖縄県の當間先生という方が考案されたらしく、沖縄には何度も旅行に行って旅行透析を受けていますが実施をしている所が多かったのを覚えています。
また、人工血管や表在化動脈に使えるやら使えないとか感染のリスクが高いとかなどの
はっきりとしてない問題があります。
穿刺前にカサブタの除去を行うと書きましたがカサブタを出来にくくする
浸潤法というのもあります。
ボタンホール穿刺の浸潤法
方法は色々とあるようですが私、sorabeenのやり方はこうです。
①抜針時にキチンと消毒する(私はクロルヘキシジン通称ヒビテンを使用)
②しっかりと圧迫止血します
③針穴にハイドロコロイド材を貼る
以上、簡単ですよね 。
ハイドロコロイドとはいわゆるキズパワーパッドと同じものです。
話は少しずれますがキズパワーパッドを貼ったら感染症みたいに膿と匂いが出てきたと
いう話をたまに聞きますが、貼る前にしっかり洗浄をしてから貼って下さいね。
でないと細菌を中で培養してるのと同じになりますので。
あと使用できる症状も限られますので使用する前に取説よんで下さい。
ボタンホール穿刺から内容が少しずれましたが、このような穿刺方法があるのも知っておいてよいのではないでしょうか。
sorabeen
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