もう、数年前になりますが今の様な働き方をはじめた頃の話なのですが南の方の透析室から声がかかりましてお手伝いに行ってた頃の話です。
その地方では幽霊などが当たり前に受け入れる文化のある地方でその類が見える方が結構いるようで、スタッフにも患者さんにもいらっしゃいました。
ある朝、いつものように透析の裏にある機械室で点検などをしていたら、ある看護師が
「塩、分けてもらえますか?」と。
透析の機械室には原水からカルシウムを除去するためイオン交換樹脂用の塩が常備してあうるのですが食用ではないので、「食べられませんよ」と言ったのですが。
看護師がいうにはある患者さんが透析室の入り口で足を掴まれて入れないから塩を持ってきて撒いてくれというらしい。
私「???」
開始時間になり、その患者さんに「大丈夫でしたか」と尋ねたら。
「塩ありがとうね、助かったよ跡は残ったけどね〜」と足首をみせてもらったら
くっきりと指の長い手形の痣が残っていました。
また、別の日には
看護助手さんが急にこなくなり、翌日には辞めますという連絡があったというのです。
理由が「良くないものがついてきてしまったから」
私「???」
話によるといつも自分がクリニックの駐車場停めてるところに違う所に停めたそうなのですが、その時からそれは看護助手さんの車の近くに佇んでいたようです。
そして、仕事が終わり車に乗ると後部座席にそれは座っていたらしいです。
そんな日が何日か続いて、さすがに嫌になった看護助手さんは神社でお祓いしてもらったそうですが神主さんから「良くないものはあなたの車から祓ったけど、もう良くないものはあなたの車を知ってしまったからまた行くと乗ってくるよ」と
そんな理由で看護助手さんは辞めていったそうです。
また、ある日。
患者さんが「あそこのベッドは使わない方がいいよ」と。
その患者さんは見える方で「ベッドの下に子どもがいるよ」と教えてくれました。
見える患者さん言うには、戦争で亡くなった子どもで家族または家族になってくれる人を
待っているらしいです。
その患者さんは透析を受けながら、そのベッドの下の子どもと話して聞いたそうです。
しかも、そのベッドに弱ってる人が使ったら連れていかれるよと。
それを防ぐ為にベッドの下にハサミを貼っておくといいと教わり、院長みずから貼っていました。
そんな事があった、翌日は日曜だったのですが透析室の床清掃の業者が入るので出勤していました。
床清掃がはじまり、30分くらい過ぎた頃に清掃業者から急に呼ばれました、業者「あの見て欲しいものが」と言われたので言ってみると。
昨日、ハサミを貼ったベッドの下に血みたいな物がポツポツとついていました。
その血のような物をよくみると小さな手形みたいな跡も・・・。
そして、ベッドの裏に貼ったハサミをみると貼ってあるテープが半分ほど剥がされて
床と同じように血ついた様な小さな手形がみっしりついていました。
院長を呼び出し知り合いの神主さんが来て、お祓いが行われました。
そこにベッドが置かれる事はなくなりました。
それいこうも何度か不思議な事がありましたが、職員のめどが決まりまして
私はそのクリニックでの仕事が終わる日が近づいてきた日の事でした。
院長が送別会もかねて飲みに連れていってくださいました。
そこできいたのがそこのクリニックが建つ前の前がお墓だったらしく
戦争中にはそこが防空壕代わりのも使われていて、ついに日本軍も全滅するという時に
一家心中もあったようです。
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色んな透析室をまわっていると色んな体験ができますね。
夏なのでこんなお話もたまにはいいかな〜と。
sorabeen
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