2017年7月21日金曜日

(透析)穿刺痛・血管痛は回避できないものなのか?

透析を受けているとストレスの上位になってくるのが穿刺痛でしょう。

私も痛いのが嫌いなので穿刺が嫌いです、以前、透析専門に勤務していた時はもちろん
患者さんの穿刺をしていましたが、穿刺はするのもされるのも嫌いです。

透析技術は日々、進歩しているがきっと半永久的に議論されるのが穿刺でしょうね。

穿刺痛の回避方法は何があるでしょう?

①麻酔を使用する
貼付型、スプレー型、最近ではクリーム型の麻酔が出てきましたね。

②冷却法
穿刺部位を冷却する事により穿刺痛を鈍感にする
しかし、細い血管の場合は冷却すると血管が縮んでしまうので使えない場合があります。

③ボタンホール穿刺
ピアスの様に穴を作っておき、毎回そこに穿刺する方法
※手技的に時間がかかるために導入してる所はあまりないかな?

④シャント外来を受診する
シャントの診察をキチンと受ける事で痛みの原因がわかる場合もあります。

あとはあまり医療スタッフ側としては言いたくないのですが、相性はあります。
人によって穿刺の角度、針の持ち方や持つ力など様々などでやはり相性はあると思います

余談ですが穿刺の技術って数をこなせば、ある程度まではなります。しかし、天性の技術を持っている方もいまして、「なんでそこから」「なんでその刺し方で」ってくらいに理解できない穿刺職人も存在します。

あとは穿刺後も透析自体がうまくできていても血管に痛みが出てきてしまう血管痛も
透析を受けている中ではストレスですね。

では血管痛の原因はなんでしょうか?

①虚血
透析による脱血が原因で虚血が起きてしまい痛みが起きる。
または血流が少なく脱血部分の血管壁を吸ってしまっている。

②血流過剰や狭窄
シャント血流が多い、狭窄部分があり血管に圧がかかり痛みが出る。

③手根管症候群など
他の合併症が原因で痛みが出る

④交感神経刺激
痛みが原因で血管から分泌される物質による痛み

①から③は薬剤による治療や外科治療で改善する場合があります。
④に関してはペインクリニックなどで神経ブロックやレーザー治療が有効な場合が
あるようです。

※参考文献※
著者:春口洋昭 透析ナースのためのバスキュラーアクセス 春口ゼミ

sorabeen








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